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本治療について
アキャルックス®とレーザ光照射による治療とは
- アキャルックス®(一般名:セツキシマブ サロタロカンナトリウム)は、キメラ型抗ヒト上皮成長因子受容体(EGFR)モノクローナル抗体(IgG1)であるセツキシマブと光感受性物質である色素IR700を結合させた抗体-光感受性物質複合体です。抗体1分子につき平均2~3個の色素分子が結合しています(図1)1)。
- 頭頸部癌※における本治療は、アキャルックス®と医療機器のBioBlade®レーザシステム(図2)とを併用する新しい局所治療です。
- アキャルックス®は、頭頸部扁平上皮癌に高発現するEGFRに選択的に結合します。本剤の点滴静注終了20~28時間後に波長690nmのレーザ光を照射することにより、励起されたIR700が光化学反応を起こし、速やかな細胞膜破壊により(1.5時間以内)、ネクローシスに至ると考えられます(in vitro)2)。
- ※:本剤の効能又は効果は「切除不能な局所進行又は局所再発の頭頸部癌」です。
- 1)Mitsunaga M, et al.: Nat Med. 2011;17(12):1685-91.
- 2)社内資料:膜破壊及びEGFR抗原を発現している細胞への作用


図1:アキャルックス®(セツキシマブ サロタロカンナトリウム)の構造略図

BioBlade®レーザ

シリンドリカルディフューザー

ニードルカテーテル

フロンタルディフューザー

サイドファイヤーディフューザー
図2:BioBlade®レーザシステム